ナースアウト2010
同時授乳のイベント ナースアウトの立会人をしてきました。
8月6日の11時~1分間、授乳していた母児組数をカウントしようというイベントです。
助産院でいつもしている、金のリボンのついたエプロンをしていきました。
金のリボンは、「はじめは母乳だけで育てよう。6か月からは適切な離乳食をあげながら、2歳かそれ以上母乳をあげよう。」というユニセフの運動を示します。
全国32ヵ所
822組の母子が参加
799組の母子が同時授乳成功
仙台は、42組参加
同時授乳参加出来た方が、サインしました。
いつもみている授乳風景だけど、こうして沢山の赤ちゃんや子供たちが、しあわせそうにおっぱいを飲んでいる姿を前に、不覚にも涙がこぼれてしまいました。
母乳をあげたくてもできなかったママは、悲しい思いをしているかもしれません。母乳育児を出来たママは勝ち組!と、いうふうにミルク育児のママを排除しようというのではありません。くれぐれもイベント趣旨を誤解しないでくださいね。
たぶん少しの支援があれば、母乳育児ができたのに、その少しの手助けに出合えなくて母乳を飲ませられなかったお母さんもいたでしょう。みすみすミルク育児になってしまうママが、少しでも減ることを祈って、行っているイベントです、
「いつもまで飲ませてるの?もう大きいのに・・。」なんて言われて、母児とも泣く泣く断乳しました・・・なんてことが、なくなるように。
「おっぱいって、どうやって飲ませたらいいのか、わかりません。母も私をミルクで育たというし、母乳をあげている人を見たこともない。周りは、みんなミルクで育てているんです。」途絶えそうになっている母乳育児の伝承が復活するように。
自転車を見たこともない人は、自転車に乗れませんよね。
自転車に1回で乗れるようになる人も、あまりいませんよね。
人のやることには、少しの知識と少しの練習と励ましが、いつでも必要です。
母になったからって、本能だけで、みんながすぐに母乳育児ができるものでもありません。
赤ちゃんたちが、いつでもどこでも、おっぱいがのめて、「赤ちゃんといえば、おぱい」と世の中みんなが、当たり前に思うようになったら、わざわざ、こんなイベントなんかいりません。ナースアウトがいらなくなる日が、本当のゴールだと思います。