懐かしのスキー毛糸坊や
毛糸の寄付を呼び掛けに応じて、たくさんの毛糸が送られて来ています。
送料をかけて、送って下さる皆さん、本当にありがとうございます。
中には、数十年も入れに大事にしまわれていたであろう高級なベビー毛糸も。
とても上等で美しいのですが、ナフタリンの匂いがきつかったり、ホコリの匂いが染みついていたり・・・。
化学繊維にはない、天然ものの特徴でもあります。
そこで、あれやこれやの手入れをして、なんとか使える状態にしたいと試行錯誤。
毛糸用洗剤で洗って陰干し中。
今では見かけなくなったカセのままの毛糸。
こどものころは、よく腕にかけさせられて、母と毛糸玉作りをしたものです。
懐かしく思い出します。
傘のようなカセとり機をクルクルまわしながら、こんがらがった毛糸と奮闘したこともありました。
毛糸を湯気で伸ばす、毛糸再生機なんてものもありました。
その昔は、赤ちゃんが生まれるとかわいい毛糸をプレゼントする習慣があったそうです。
いまなら、紙おむつで作るオムツケーキって、感じでしょうか。
懐かしのスキー毛糸坊や、ケロヨンのカエルと一緒に、おもちゃ箱のどこかに入っていた気がする。
赤ちゃんが生まれると、編み物する暇なんかどこにもなくて、いつかいつかと思いつつ、ず~~としまいこまれていたのでしょう。
このプレゼントを受けた赤ちゃんも、おそらくもうお母さんになっていることでしょう。
寄付の毛糸の段ボールを開封するたび、その毛糸たちにの物語を想像し、あったかい気持ちになります。
あむあむおっぴにならない毛糸も、大事に、編み物サークルへ届けています。
古い毛糸の臭いとりや、活用方法を知っている方は、教えてください。