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雪の花が満開

雪がつもりました。

妊婦健診においでのみなさん、暖かくして、足元に気を付けておいでくださいね。

白鳥の群れが、田んぼに来ています。


1月11日~12日 助産院ごはん

こんにちは。

急に寒くなりましたね。

明日明後日の雪の予報も心配です。

 

それでは、助産院ごはんをご紹介します。

 

 

 

今年もよろしくお願いいたします♪

 

記:但野


卒乳・断乳と、助産師のケア

 断乳・卒乳の相談が増えてきました。 年が明けると、保育園が決まって、そろそろママたちは復職の用意に思いをはせるころだからでしょうか?

 とも子助産院の断乳や卒乳に対する考え方・ケアについて紹介します。古くから日本の産婆さんはお母さんの乳房をマッサージしてお母さんたちを讃え癒すケアをしてきた伝統があります。外国の助産師にはない役割で、素晴らしことと思います。ただし、医学的根拠のない古来の慣習がネットやウワサ話にのって広まって、どうしたらいいのか不安に思うお母さんも多いのも、事実。よくある質問シリーズをまとめてみました。参考にしてください。

≪母乳相談:断乳あるある・・≫

Q1:卒乳・断乳後のオッパイマッサージしてくれますか?

A1:乳房のマッサージが必要な状態のママには行っています。でも、セルフケアだけで済む方も多いです。日常生活に支障あるほどの痛みや張りがある…というのでなければ、あなたの断乳・卒乳はうまくいっているのだと思います。母乳育児、よく頑張りましたね。お疲れ様でした。

 母乳をお子さんに飲ませるのをやめたのに、母乳の分泌量が減らず、しこりになってしまいセルフケアできないような場合に、助産師が搾乳をお手伝いしています。母乳をやめたすべてのお母さんに、断乳ケアが必要というわけではありません。数日間授乳をやめると、乳房が張りますがピークを過ぎたころに、自分で搾乳していただいています。張りがきつくて数日間も、ためたままにはできないという方は、苦しいときに少しずつ搾乳しながら、だんだんフェイドアウトしていくやり方でお乳を止めるのもアリだと思います。自己搾乳が苦手だったり、たまった母乳が取り切れなくて気になるときは、ケアにおいでいただいています。

Q2,残乳処理をしないと乳がんになると聞いたことがあります。

A2,迷信です。母乳がたまってできているしこりは、乳がんとは別なものです。母乳をあげた女性のほうが、乳がんの発生率が少ないといわれています。身体をめぐる血液は、母乳の材料として栄養も運びますが、飲まれずに乳房に残っている母乳を血管を通して運び去って、おしっこやウンチとして排泄していく役割もはたしています。

気になるしこりがあるときは、乳腺外科の受診をおすすめしています。

また、30代~乳がんの発生は増えてきます。授乳・断乳とは関係なく、乳房のセルチェックと病院での定期健診は大切です。

 

Q3,母乳を絞り切って空にしないと、次の子のときに母乳が出にくいといわれたことがあります。

A3,それも迷信。乳腺はカルシウムの沈着を起こすことのある組織です。もしマンモグラフィーなどでカルシウム沈着によるしこりや影が見つかっても「前の子の時の母乳が残っている。」というものでもないそうです。そういう所見は授乳経験がなくてもみられるものです。

 母乳を飲ませるのをやめてから、数週間~数か月は、ふとしたきっかけでお乳がつんとしてきたり、お風呂で温まると母乳がタラりと出たりすることがあるものです。産後1年以上経過しているママの場合、母乳をやめて日常生活に支障をきたすほど、乳房が張ってしまったり、乳腺炎になって熱が出たり・・・というlことは、めったにありません。産後の早い時期に乳腺炎や母乳のうっ滞で悩まされたママは、お子さんに飲ませなくなったら、どんなに大変なことになるのか!と心配されていることがありますが、離乳食が進んで母乳以外の食事ができるようになっているお子さんの場合は、授乳回数が減っていますから、あまり乳房トラブルの心配がいらないことが多いです。でも夜間の授乳を何度もしている方が、急にやめる場合は少し乳房の張りが強く出ることがあるように思います。

 

Q4, なにを食べたらいいのでしょう?

A4,授乳中も断乳中も、普通の食事でよいですよ。母乳によい食事とか、乳質が悪くなる?とか、まことしやかな言い伝えを聞きますが、医学的な根拠はありません。日本人が日本の伝統食を大切に思うのはいいことですが、こだわり過ぎることはありません。とも子助産院では、アルコールとタバコ以外は、すべてOKとしています。いろんなメニューを楽しんでいただいています。ママがホッと幸せになる食事をしてください。ケーキも、あんこも、餅も、とんかつもチョコレートも、カレーもキムチも、適量どうぞ召し上がってくださいな。何事も大事なのはバランス。一つのものを取りずぎることなく、おいしく楽しく召し上がってください。

 ただし授乳中は、おっぱいを上げるだけで1日600カロリー程度消費されています。授乳をやめても同じ量を食べていては、太ってしまうかも・・。極端な制限は不要です。

 

Q5, 哺乳瓶の練習したいのに、飲まないんです~。

A5、練習はいらないと思います。練習しなくても、必要になったら哺乳瓶もできるようになる・・・。赤ちゃんは賢いです。

「預けるときに母乳だけだと大変だから・・・。」と、ずーっと先の保育園のための練習にと、ママが哺乳瓶の練習をしようとミルクをあげても、お子さんが受け入れてくれずに困っている・・という話をよく聞きます。母乳のいい匂いがプンプンのママが哺乳瓶を持っても成功しないことがよくあります。「ママいない時は哺乳瓶、ママはおっぱいがある人。」と、お子さんもだんだんわかってきます。慌てなくてもよいのでは?そのうちコップやストローも使えるようなります。あまりはやいうちから哺乳瓶をあげると、乳頭混乱を起こして、今度はお母さんのお乳を嫌がるお子さんが出てきます。直接授乳できる環境のときは、直接乳房から飲ませるのが、よいのではないでしょうか?

 

Q6, いつまで飲ませるのがいいんでしょう?

A6, 赤ちゃんとママが相談して決めてください。

 次のお子さんが早くほしいので不妊治療をはじめたい・・・というようなケースは、早めの断乳も仕方がないのかなあと思いますが、ママも赤ちゃんも相思相愛で快適に母乳育児できているなら続けたらいいでしょう。どんなに長くのんだって、お子さんに恋人ができるまえには離れていく。どちらかが、やめたくなったら、やめ時なのでしょう。離れたくなるのが、ママの事情かお子さんの成長か、それはそのカップルごとに事情が違います。他の誰かが決めることではありません。

 金のリボン運動「適切な補完食(離乳食)をあげながら少なくとも2歳までは母乳を上げよう。」という考えもあります。とも子助産院は、この考えに賛同しています。

 でも、母乳育児が長いから偉い、早くやめたから悪い・・・というものでなく、母乳は、子育ての沢山の要因のなかの一つのことであり、だきしめられ、安心しながら育つなら、何を飲んで育っても、その子は幸せな人生のスタートを切っていると思います。

 たくさん読んでくださり、ありがとうございました。

母乳の話とお産の話は、いくら書いてもしゃべっても終わりになりません。今日はこの辺で。(^^)/

 

すみませんが、メール相談はしていません。 悩んだ時には、助産院に電話で、ご相談ください。お待ちしております。 

 


年末年始の助産院ごはん

こんにちは。

1月になり、雪がちらつきはじめましたね。

お待たせいたしました(^^♪

年末年始の助産院ごはんをご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年もよろしくお願いいたします。

 

記:但野


2017年ニュースレター

 

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