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森のおひさま助産院上空、お産の神様旋回中

とも子助産院は、嵐のあとの静けさ。

昨日の退院のあとは、入院者ゼロ。

珍しく電話も鳴らず、し~~んとしています。

お隣のゴルフ練習場の打球の音が、カコーン・カコーンと響くのみ。

そうしているうち、森のおひさま助産院より、メールあり。

「昨日のお産に引き続き、2件のお産が始まりました~。」

おう、お産祭!

「人手が足りないときは、いつでも呼んでね~。」と返信。

そしてまたメール、

「1時間ちがいで、お2人ともご安産!森おひチームでスタッフ足りました。」

・・と、伊藤へは招集かからず。

 おめでとう、おめでとう。

さては、お産の神様、今朝は森のおひさま助産院上空を、お散歩か?


お産祭り開催中!

珍しくお産が立て込み、同時期に4組入院になりました。
年に何度か、こんな日があります。

お産は、なぜか重なることが多いです。
予定日がバラバラなのに、珊瑚の産卵のように同じ日に一斉に産気づく。
そんな日のお産は、自然に導かれて起こる陣痛のためか、ご安産なことが多い気がします。
今回も、入院から30分で産んだ人、1時間で産んだ人・・・。4人ともご安産でした。

陣痛開始の電話がはいると、「お産だよ~。」とスタッフに一斉メールをし、そして「またお産だよ~。」とメールします。
お産当番の助産師が、助産院に駆けつけます。そして、当番でない助産師も、うれしそうにギラギラモードで集まって来ます。
こんなときの状態を助産師たちは、「お産祭」といったりします。
お産、好きでたまんないんですね~。
寝不足もなんのその。「お産」と聞くと、ともかく、いても立ってもいられなくて、つい助産院に集まってしまう・・・、とも子助産院の助産師たちなのでした。\(^_^)/

朝陽を浴びながら、ママたちは、お食事中。
入院仲間が、いると、おしゃべりもはずんで、お食事もおいしいですね。
お産が終われば、あとは家事チームの出番です。

美味しいご飯と気持ちいい環境作りのために、お食事チームとお掃除チームが、がんばっています。
助産師チームは、嵐のあとはのんびり。
赤ちゃんの様子や母乳の具合をながめながら、産後ケアするのみです。

  


みやぎ開業助産師マップ 改訂版発行

みやぎ開業助産師マップの改訂版が、ようやく発行できました。
新しく2助産師が、掲載になり、マップのサイズも大きく、以前よりも見やすくなりました。
(マップに掲載された赤ちゃんは、とも子助産院で生まれた赤ちゃんたちです。・・ちょっと嬉しい。)
どうぞ、ご活用ください。
とも子助産院のホームページからも、ダウンロードできます。


妊婦ゴスペル隊ミニコンサート 仙台白百合学園幼稚園にて

仙台白百合学園幼稚園に、およばれし、妊婦ゴスペル隊、歌わせていただきました。

コンサートとは言っても、お恥ずかしながら、力不足に練習不足。
指揮の平間先生をハラハラさせながらも、
歌う当人たちは、音響ばっちりの素敵なチャペルにうっとりし、
とってもいい気持ちで、のびのびと楽しみました!
聴きに来てくださった方々、こんな素敵な機会を与えてくださった、仙台白百合学園幼稚園の皆様、
ありがとうございました。感謝します。
さあ次は、長命が丘児童館のクリスマスコンサートに、向けて、練習開始。


ビタミンK2 と もやしもん

 ビタミンK2は, 出血を止める因子の一つです。これが不足することで、まれに出血性の病気が赤ちゃんに起こることがあります。

ビタミンK2を飲ませずに、ホメオパシーという代替療法だけを行い、ビタミンK2不足による頭蓋出血で赤ちゃんが亡くなってしまったという痛ましいことが、山口県でありました。そのため、代替療法のありかたや、ビタミンK2について、各方面で話題に上りました。伊藤も、助産師会の助産所部会委員のはしくれとして、実態調査のお手伝いをしました。

 この病気を防ぐために、生後1日目、生後5日目、1カ月目でK2シロップ1ccを10ccのさ湯で薄めたものをあげる・・・というのが、一般に行われています。
もちろん、当助産院でも、行っています。宮城県内、森のおひさま助産院でも、ははこっこ助産院でも行っています。

 ビタミンK2は, 納豆やチーズといった発酵系食品や緑黄色野菜に多く含まれます。

母乳には、ビタミンKは、少ししか含まれないのだそうですが、ママが、納豆を食べると、母乳に含まれるビタミンKも、増えるそうです。

でも本来、ビフィズス菌などの腸内細菌が産生してくれるので、食品からとらなくても大丈夫なものです。

・・・・が、新生児ちゃんは、胎内で無菌状態。腸内細菌がまだ住み着いていないのです。最初にするウンチも、全く無臭。

ママとぺたぺた触れ合ううちに、ママや家族の健康な常在菌を獲得して、段々に赤ちゃんのお腹のなかにも腸内細菌が育ってきます。しかも、母乳にはビフィズス菌が大好きな、オリゴ糖がたっぷり入っています。

そして赤ちゃんのウンチは、ヨーグルトのような酸っぱいにおいがしてきます。ビフィズス菌が働いている証拠です。

新生児のウンチの原材料は、乳だけなんだから、いわば、乳製品!?

冗談は抜きにして・・、赤ちゃんとママが肌と肌で触れ合う、カンガルーケアは、こんなところでも役に立っているんだなあと改めて思います。

菌は早い者勝ちの法則があって、先に定着したものが、あとから来たものをはねのけるのだそうです。だから、生まれてすぐに、ママや家族の健康な常在菌を早くくっつけてもらうことがとっても大事なんですって。skin to skin の早期接触は、単なるスキンシップの心地よさの利点だけではないのです。

 参考文献 

「人体常在菌のはなし~美人は菌で作られる」 集英社新書

「もやしもん」  講談社

 「もやしもん」は、菌好き(?)にはたまらん、マンガでゴザイマス。

 仙台では、見れませんが、TVドラマやアニメにもなったらしい・・・。


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