「産後ケア」についての5月26日の読売新聞のすてきなトップ記事を、わたしが読んだのは、助産師学会のために訪れていた四国でのことでした。
興奮して、宮城の留守番助産師チームへメールしたところ、「え~、そんなことどこにも載ってないよ~。読売の一面はスカイツリーとTPPの記事だよ。」とのクールな返事。
全国紙では、トップ記事まで内容が違ってしまうんですね。
宮城では、母子ケアよりTPPに関心が高いのであろう・・・という新聞社の判断は正しい。
こんなことだから、東北の人口減少速度は加速するばかり・・・。がっかり。
「産後ケア」をトップ記事だった地域はどの辺までだったのでしょうか?
そういえば、見学にいかせていただいた香川県のぼっこ助産院では、すでに自治体からの助成事業は開始されていて、
お母さん達は、1日1万円で助産院での産後入院が受けられるようになっています。
助産院では提供したいケアと技術をたっぷり持っているけれど、すべてボランティアというのには、限界があります。
価格設定が高いと、利用できる家庭は限られてしまします。
この家族力・ご近所力の低下したこの時代、女性手帳を配られたくらいで、産めよ殖やせよと言われたって、到底無理。
あたしい家族のスタートをサポートできる、公的助成が欲しいと思います。
(伊藤)