後輩に伝えたい助産ケア
開業助産師の実践する助産ケア 後輩に伝え,残しておきたいこと
一開業助産師の執筆者として、とも子助産院も、先輩たちに混じって参加させていただきました。
矢島助産院の矢島ゆか子院長が、「助産院がソーシャルキャピタルとして機能する貢献は、地域のつながりを高め、長期的に出生率を回復することにつながる。」と書いておられました。(p986より引用)ソーシャルキャピタルとは、地域や社会における人々の信頼関係やネットワークのこと。
そうそう、そういうことなんです。よかったな~と思えるお産ができて、困ったときに気軽に相談できる場所があって、一緒に頑張れる仲間がいる・・・、そんなつながりを産婆の時代から助産師は、地域の渦巻きの核となって、協働のムーブメントを引き起こしてきたと思います。
全国的に助産院はめっぽう少なくなってしまって、病院で出産するのが普通の現代の日本ですけど、やっぱり、この産婆魂は、なくしたくないなあと思うのです。
「大変だったけど、とってもよかったんです~。また産みたいです。」と一緒に乗り越えた自信でママが、輝きますように。