おっばいコーチ 切磋琢磨で修業中
毎月の院内研修会、今回は、お乳がうまく吸える赤ちゃんの抱き方を、どうお母さんに伝えているか?
それぞれの助産師たちが交代で、ママ役をしながら、普段の自分たちのやり方の検討会をしました。
基本は、みんな一緒だね。と確認しつつも、微妙なオリジナルの工夫とこだわりがあって、おもしろい。
おっぱいマニアの話は尽きず、何より盛り上がった勉強会でした。
ほんとに、みんな好き。
おっぱい、本当に奥が深いです。
できるようになると、本当に何気ない動作なのですが、うまくいくまでの、ママと赤ちゃんのすったもんだは大変なものです。
どうやって自転車に乗るか?どうやって エプロンの紐を背中で縛るか?
普段は考えなくても体が覚えて、ささっとできることのだけど、そうなるまでには、何度も何度も重ねた練習と努力。
赤ちゃんにおっぱいを飲ませる・・・という行為も同じことだと思うのです。
決して本能だけで初めからできるわけではありません。
お手本を見せてもらったり、手伝ってもらったり、褒められたりしなから、だんだんに上手になるんです。
できるようになってしまうと、どんな風に体を使ってできているのか、考えもしないのですけど、
実際にうまくいっていないとき、アドバイスして、ママが自分でできるようにお伝えしていくのは結構むずかしいものなのです。
「入院中に助産師さんに手伝ってもらうとできたんですけどお、退院したら自分ではうまくいかないんです~」と、母乳外来を訪れるママは多いです。
ついついやってあげたくなっちゃうんだけど、
なるだけ手を出しずぎず、ママが自信を・・というのが課題。
一番のおっぱい先生は、赤ちゃん。
赤ちゃんから教えてもらいながら、よりよいコーチを目指して、チームいとうは日々精進。